就労移行支援

失敗談も!就労移行支援事業所の選び方・探し方!どこがいいか迷ったら‥

ヤンネコ

就労移行支援事業所を探しているんだけど、どこがいいか迷っちゃうよ~。

ネットの記事で「人気おすすめランキング1位」だったから、この事業所にしちゃおうかな・・。

本当にその選び方で大丈夫??

選ぶ前に「事業所選びの失敗談」もチェックするといいよ!

今回は事業所の探し方と、失敗パターンから見た「正しい選び方」を紹介するね。

ガイドさん

事業所選びは大切です。

例えば、以下のような失敗談があります。

A君

人気おすすめランキング1位だったから選んだけど、失敗した・・。

HPはよさそうに見えたのに・・。

あんなスタッフがいる施設だとは思わなかった。通うのがつらい・・。

Bさん
C君

就職者がほとんどいない事業所だと入ってから知った・・。

訓練内容も自分に合わなかった。

こんなの最悪ですよね?

でも安心してください。

読者の方が、事業所選びで後悔しないよう「探し方」「選び方」のポイントをまとめました。

しっかり最後まで読んで「自分に合った良い施設」を見極められるようになりましょう!

筆者はこれまで就労移行支援事業所に通った方の口コミを何百件と見てきました。事業所選びで後悔するパターンはある程度決まっています。失敗パターンから考えて、選び方のノウハウを7つのポイントにまとめました。

↓事業所選びのチェックリストを作ってみました。よかったら印刷してお使いください。

就労移行支援事業所を選ぶ際の39のチェックリスト
就労移行支援事業所を選ぶ際の39のチェックリスト

事業所選びの39のチェックリスト(pdf)

事業所候補リスト(pdf)

今回の記事では教訓とするために悪い評判・口コミを多く取り上げていますが、施設選びに成功している人もたくさんいます。気になる事業所があったら、とりあえず見学してみましょう。

当サイトの情報は記事執筆時点で収集したものです。厚生労働省等の情報を参考にしていますが内容を保証するものではありません。詳しくは各自治体や事業所等へお尋ねください。

就労移行支援事業所の4つの探し方【比較】

まずは「施設の探し方」から紹介します。

以下4つの探し方をメリット・デメリットと共に軽く紹介していきます。

  • インターネット
  • 相談支援事業所
  • 市役所の窓口
  • ハローワークの窓口

もちろん、どれか1つの探し方でなく複数の方法を組み合わせてOKです。

インターネット

就労移行支援事業所の探し方(Google検索)
Googleなら「〇〇市 就労移行支援事業所」と検索すれば、口コミが見られることもある。

おすすめ度:★★★★★

一番おすすめなのはインターネットです。

Goole検索等で「〇〇市 就労移行支援事業所」などと検索すれば探せますし、独立行政法人が運営しているWAMNETというサイトでも各施設の情報が見られます。

HPを持っている事業所も多いので、ぜひチェックしてみてください。

メリット

・いつでもどこでも探せて、とても楽

・HPを持っている事業所も多く、情報量が多い

・口コミや評判が見つかる時もある

デメリット

・なかには誤った情報や、悪意のあるひどい口コミもある

相談支援事業所

おすすめ度:★★★★

相談支援事業所とは障害福祉サービスを利用するにあたって、事業所探しや利用手続きをサポートしてくれる機関です。

利用料は無料です。

地域にある就労移行支援事業所を紹介してくれたり、見学や受給者証の申請に同行してくれたりします。

「どこがいいか?」も相談できます。

メリット

・専門家の視点から探し方や選び方のアドバイスがもらえる

・地域の事業所の評判や雰囲気が聞けることもある

デメリット

・相談支援事業所を探す手間、行く手間が必要

市役所の窓口

おすすめ度:★★★

市役所や町村役場の窓口でも、近くの就労移行支援事業所の一覧表をもらえることがあります。

メリット

・比較的気軽に行ける

・ついでに相談支援事業所や交通費補助などの話も聞ける

デメリット

・必ず一覧表が用意されているとも限らないので無駄足になる可能性もある

ハローワークの窓口

おすすめ度:★★

ハローワークは、就職サポートのために就労移行支援事業所と連携しています。

なので、障害者専用窓口では地域にどんな事業所があるかの話を聞けることもあります。

メリット

・事業所ごとの就職状況や就職サポートなど聞けることもある

デメリット

・ハローワークは基本的に仕事を紹介する場所なので、就労支援について、いろいろ教えてもらえるとは限らない。

就労移行支援事業所では雇用契約を結ばないので、利用の際にハローワークを通す必要はありません。

就労移行支援事業所の選び方【7つのチェックポイント】

事業所を選ぶ際に確認すべきチェックポイントは以下の7つです。

  • 1.どんなスタッフ(職員)がいるか
  • 2.訓練内容が自分に合っているか
  • 3.事業所ごとの対象障害に当てはまるか
  • 4.通い続けられそうか
  • 5.雰囲気が自分に合っているか
  • 6.就職実績や就職サポートはどうか
  • 7.自分に必要な設備が整っているか

インターネットで調べてもわからないことはメールや電話で各事業所に問い合わせるか、見学時に聞いてみましょう。

それぞれについて「失敗談」「細かいチェックポイント」「確認するには具体的にどうすればいいか?」などコツを解説します。

ただし、その前に「条件を整理することの大切さ」を説明させてください。

「施設に求める条件」をハッキリさせよう!

事業所を探す前に「施設に求める条件」をハッキリさせておきましょう。

「自分がどうなりたいか?」「そのためにどんな環境が必要か?」をハッキリさせないと、事業所選びに失敗します。

例えばA君が「なんとなく」事業所を選んでしまったとします・・

A君

家の近くにあるし、なんか評判も良さそうだからここにしよーっと・・

A君

なんか違う・・。

自分はコミュニケーション能力を高めたいからグループワークもやりたかったのに、ひたすら座学だし・・。

自分が希望する事務系の職場実習先はないらしいし。

それに、はじめから週5日はハードだなぁ。なんか、つらくなってきた・・。

こんなことになりかねません。

A君のように‥

A君

週3日くらいから通って体を慣らしたい。

グループワークなどの訓練でコミュニケーション能力を高めつつ、2年以内に事務系の仕事に就職する!

という希望を持っていたのであれば、事業所探しの前に以下の条件をあげる必要があります。

  • グループワークなど対人能力を高める訓練がある
  • WordやExcelなど学習できる
  • 事務系の職場実習先がある、事務系の就職実績がある
  • 週3日から通える

自分の希望を言葉にして、必要な条件を箇条書きにまとめましょう。

「施設に求める条件」がハッキリすることで「自分に合った事業所か?」を判断しやすくなります。

自分のやりたいことが、よくわからない場合

Bさん

正直、特にやりたいこととかない・・

という方もいると思います。

そんな方は訓練内容はあまり重視せず「スタッフが信頼できそうか?」「就職実績があるか?」など、別の基準を重視してみましょう。

ココルポートなどのプログラムが豊富な施設に通って「いろんなカリキュラムを受けて、自分の適性を探してみる」のもありだと思います。

1.どんなスタッフ(職員)がいるか

前置きが長くなりましたが、ここからチェックポイントの解説です。

Bさん

【失敗1】やさしいけど、障害に対しての理解があまりない・・

【失敗2】なかなか心を開けるスタッフがいない・・

C君

スタッフの質によって、入所後の「通いやすさ」や「目標を達成できる可能性(就職)」は大きく変わってきます。

訓練内容と同じくらいか、それ以上に大切かもしれません。

しかし、スタッフの良し悪しは事業所HPを見るだけでは、なかなかわかりません。

  • 口コミ/評判のチェック
  • 見学や体験利用

を通して「信頼できそうなスタッフはいるか?」「ひどいスタッフはいないか?」を見極めていきましょう。

スタッフを見極めるチェックポイント

見学や体験時に、観察や質問を通して、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 自身の障害や病気にどれだけ理解がありそうか?
  • 他の利用者にどう接しているか?
  • 高圧的なスタッフはいないか?
  • 自分と相性の悪いスタッフはいないか?
  • 職員同士の仲が悪くないか?
  • いろいろ質問しても嫌な顔せず答えてくれるか?

通所中にスタッフが入れ替わる場合もあるので、できれば信頼できそうなスタッフが複数人いるのが理想です。

『利用者想い』のスタッフがどれだけいるか?

を確認しましょう。

資格保持者のいる事業所もおすすめ

就労移行支援事業所には「社会福祉士」や「介護福祉士」など様々な資格を持つ職員がいます。

有資格者のいる事業所の割合
有資格者有資格者のいる事業所
介護福祉士40.5%
社会保険福祉士39.1%
精神保健福祉士22.3%
作業療法士3.6%

※参照:厚生労働省

なかでも「作業療法士」のいる事業所はおすすめです。

作業療法士とは?

病気やケガ、心の病などで、その人らしい生活を送れなくなった方を援助する専門家です。

「食事」や「家事」などの日常生活から「地域社会への参加」「就労」などの社会生活までサポートします。

メンタルケアも行います。

厚生労働省の資料によると

作業療法士のいる事業所は、いない事業所に比べて「就職者数や就労継続者数が2倍以上」

という調査結果もあります。

作業療法士の有無による就職実績の違い

就労移行支援事業所の作業療法士の有無による就職者数と定着者数の違い

※3年間の大まかな平均です。計算の都合により若干誤差があります。

※参照:厚生労働省

作業療法士就職者数定着者数
いる7.7人5.3人
いない3.5人2.5人

ただし、作業療法士のいる就労移行支援事業所は約3.6%と少ないので

「いたらラッキー」くらいに思うのがいいかもしれません。

また、精神障害者の場合は、精神保健福祉士がいる事業所もおすすめです。

精神保健福祉士とは?

心の病を抱えた方の日常生活や社会復帰を援助する専門家です。

課題を解決するための情報提供や助言、メンタルケア、関係機関との連絡調整など行います。

どこがいいか迷ったら、有資格者が事業所にいるかも1つの目安にしてみましょう。

2.訓練内容が自分に合っているか

A君

【失敗1】パソコンの勉強が難しすぎる。ついていけない・・

【失敗2】職員が全然教えてくれない

Bさん
C君

【失敗3】単純作業ばかりでレベルが低い

訓練内容のリサーチ不足で失敗する人は多くいます。

以下の項目をチェックしましょう。

  • 自分に必要なカリキュラムがあるか?
  • カリキュラムのレベルは?
  • 教えてくれるスタッフがいるか?
  • プログラムは強制参加か?
  • 通所か?在宅訓練か?

自分に必要なカリキュラムがあるか

就労移行支援事業所にはいろんな種類の訓練があります。

就労移行支援事業所のプログラム
身につくスキルプログラム例
社会スキルグループワーク、障害理解、あいさつ、身だしなみ、アンガーマネジメント、運動、レクリエーション
ビジネススキル敬語の使い方、ビジネスメール、報連相、電話/来客対応、タスク管理、名刺交換
専門スキルタイピング、Word、Excel、PowerPoint、Webデザイン、プログラミング、デザイン、イラスト、ライティング、農作業、清掃、接客、調理、軽作業、簿記、英会話

はじめにイメージした「なりたい自分」を思い出して、自分が必要とするプログラムがあるか確認しましょう。

「パソコンができる人」になりたい人へ

就労支援を受ける利用者で

A君

パソコンができる人になりたい!

という人は多くいます。

そんな方は、パソコンスキルの「何を」「どのくらい」習得したいのか、具体的に決めることをおすすめします。

「何を」「どのくらい」によって、必要なカリキュラムは全く違うからです。

以下を参考にしてみてください。

  • なんとなくパソコン使えるようになりたい

    →タイピング、パソコン基礎(ファイル管理やネットリテラシー)など

  • 事務職に就きたい

    →オフィスソフト(Word、Excel、PowerPoint)、メールの送受信やビジネスマナーなど

  • 専門職に就きたい

    WebデザイナーならHTML/CSSやWordPress、デザイナーならPhotoshop/Illustrator、動画編集者ならPremiere Pro、プログラマーならPHP、Javascriptなど

カリキュラムのレベルは?

A君

【失敗4】訓練のレベルが高すぎてついていけない・・

【失敗5】訓練のレベルが低すぎて意味ない・・

C君

訓練内容によってレベルが違うのはもちろんですが、同じように見えるプログラムでも事業所によって講座のレベルが違うこともあります。

  • 見学
  • 体験利用
  • HP
  • 口コミ/評判

をよく確認してください。

特に、自分の目で確かめられる「見学」や「体験利用」がおすすめです。

教えてくれるスタッフがいるか?

特に専門職を目指す人たちは、訓練のサポート体制にも注目しましょう。

A君

質問したら丁寧に教えてくれた!

という事業所もあれば

Bさん

自習の時間が長すぎるし、質問しても答えてくれない。

という事業所もあります。

どうしても専門スキルを持ったスタッフがいなさそうなら「自分で勉強してやる」くらいの割り切りも、ある程度必要です。

プログラムの参加は強制か?

事業所や訓練内容によってプログラムが「強制参加」か「自由参加」かは異なります。

C君

パソコンの講義は受けたいけど、正直グループワークは必要ない・・

など、訓練参加が自由か気になる方は

  • どのカリキュラムが自由参加か?
  • 空いた時間は自習などしてもいいのか?

などHPを見たり、見学に行ったりして確認しましょう。

利用者の中には「自分にとって必要な訓練以外は休んで、空いた時間は資格勉強にあてていた」という人もいます。

通所か?在宅訓練か?

在宅訓練を行っている就労移行支援事業所の割合
在宅訓練している事業所割合

※在宅訓練を行っている事業所の中でも許可されるのは一部の利用者です。

※参照:厚生労働省

施設や訓練内容によっては、在宅での訓練も可能です。

多くはありませんが、全体の約3分の1の事業所で在宅訓練が行われています。

通所には

  • 通勤訓練になる
  • コミュニケーション能力アップにつながる

というメリットもありますが、どうしても通勤がしんどい方などは在宅訓練を行っている事業所を探してみましょう。

ガイドさん

以下では、在宅訓練の対象者や受け方など、就労移行支援の在宅訓練について詳しく解説しているよ。

↓在宅ワーク・テレワークの練習にも↓
在宅訓練できる
就労移行支援事業所10選

3.事業所ごとの対象障害に当てはまるか

Bさん

【失敗1】どこがいいか、すごく迷って決めたけど、行ってみたら私の障害は対象じゃないと言われた・・。

事業所ごとに対象障害を指定しているところもあるので、HPを見るか、見学時にチェックしましょう。

以下はやや古い厚生労働省のデータ(2017)ですが、1つの参考にしてください。

事業所の主な対象障害

就労移行支援事業所の主な対象障害の割合グラフ

※いずれも「特に対象障害を決めていない」と回答した事業所の割合を含めています。

※精神障害には高次脳機能障害を含めています。

※2017年の少し古いデータなので参考程度に考えてください。

※参照:厚生労働省(就労系障害福祉サービスに関する実態調査 )

主な対象障害割合
精神障害83.6%
発達障害49.4%
知的障害88.0%
身体障害60.1%
難病44.9%

2023年現在は「発達障害専門の就労移行支援事業所」があるくらい、発達障害者を受け入れる事業所も増えてきています。

対象障害を指定しているかは、事業所HPなどで確認しましょう。

障害を複数持っている方は、基本的にいずれの施設も利用可能です。例えば精神障害と発達障害を持っている場合、精神障害のみを対象としている事業所でも、発達障害のみを対象としている事業所でも入所できます。

↓年齢制限は?在職中・在学中は?↓
就労移行支援の利用条件

自分と同じ障害を持つ人への対応実績

余裕があれば、自分と同じ障害や病気をもつ利用者を支援したことがあるかもチェックしましょう。

支援実績や就職実績があれば、より自身の障害特性に合った支援を受けられるかもしれません。

障害理解があれば、快適に利用できますし、就職の可能性も高まります。

4.通い続けられそうか

A君

【失敗1】遠い事業所を選んでしまった。1回ならいいけど、毎日通い続けるのはやっぱつらい・・。

【失敗2】交通費が思った以上にかさんで通い続けるのが厳しくなった。

Bさん

良さそうな事業所を選んでも、通い続けらなければ意味がありません。

通い続けられるかどうかは「体力面」のほか「金銭面」も考慮する必要があります。

以下の点をチェックしましょう。

  • 交通手段(電車かバスか自転車か)があるか?
  • 交通費や昼食代を払い続けられるか?
  • 体力的に通えるか?(1日何時間、週何回)

ちなみに就労移行支援事業所の数は、都道府県ごとにかなりバラツキがあります。都市圏だと1都道府県内に50~100以上、それ以外は10~50くらいです。ちなみに東京都は断トツで約200施設あります。

交通手段はあるか?

ナビタイムなどを用いて、事業所ごとに、どんなルートでどんな交通手段を用いることになるのか調べましょう。

「乗り継ぎ」や「所要時間」「交通費(定期代等)」も要チェックです。

交通手段の例

・電車

・バス

・車(本人or家族)

・自転車

・徒歩

必要なら、以下も確認しておきましょう。

  • 駅から送迎サービスがあるか?
  • 家族に車で送ってもらえそうか?
  • 乗り継ぎ、階段など体力的/物理的に難しくないか?

事業所によっては駅などから送迎サービスを行っているところもあります。

人混みが苦手な人や体力が心配な人は

  • 電車の混み具合は大丈夫か?
  • エレベーターはあるか?
  • 乗り継ぎはどのくらいあるか?

なども見学に行く際、チェックしておきましょう。

就職のことも考えて、通勤訓練として電車を選ぶのもありです。無理しないよう気を付けてください。

交通費や昼食代を払い続けられるか?

金銭面でも通い続けられるかもチェックが必要です。

交通費がわかったら、昼食代なども含め

「毎月いくらかかるのか?」出費を計算しましょう。

  • 事業所や自治体に「交通費補助」「昼食代補助」はあるか?

もチェックしておきましょう。

交通費や昼食代が無料になる事業所もあります。

自治体の補助は都道府県庁や市役所(町村役場)のHP、または冊子や障害福祉窓口で確認できます。補助を受けるには障害者手帳が必要なこともあります。

調べてもわからない場合は、見学時に事業所のスタッフに聞いてみましょう。自治体の補助についても教えてくれることがあります。

↓昼食無料のおすすめ事業所も↓
昼食提供のある事業所は何割?
ガイドさん

国内に65事業所ある「ココルポート」という就労移行支援事業所は、「昼食無料&交通費支給あり」だよ。

東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、大阪、兵庫、愛知、岐阜、福岡、佐賀に住む人が対象だよ。

↓ココルポートの「支援内容・就職先・実績・評判」など知りたい方は、以下もご覧ください。

ココルポートの悪い評判4選!良い評判4選!就職実績や口コミも

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ココルポートを見学する
↓全65事業所の評判・口コミも!↓
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体力的に通えるか?(1日何時間、週何回)

週1~4日や短時間から通いたい方は要チェックです。

事業所によって「週の最低利用日数」や「1日の最低利用時間」は異なります。

  • 週何日から通えるか?
  • 1日何時間から利用可能か?

を各事業所のHPや見学時の面談で確認しましょう。

5.雰囲気が自分に合っているか

A君

【失敗1】施設は嫌いじゃないけど、苦手な人とグループワークで関わるのがつらい・・

【失敗2】にぎやかな雰囲気は自分に向いてないな・・。もっと静かな施設が良かった。

Bさん

見学や体験利用を通して、事業所の雰囲気もぜひチェックしてみてください。

大まかに以下の2タイプに分かれます。

  • にぎやかで他の人との交流が多い事業所
  • 静かでお互いにあまり干渉しない事業所

どちらが良いというわけではありません。

目標や自分の障害特性に合ったほうを選びましょう。

  • 訓練の雰囲気はどんな感じか?
  • 休憩時間中に利用者がどう過ごしているか?
  • 他の人と関わることを強制させられないか?

などチェックしてみましょう。

雰囲気は事業所の方針やスタッフの価値観によっても大きく左右されます。

実際に見学してみて、肌で感じるのが一番です。

どんな利用者がいるか?

他にどんな利用者が、その事業所に通っているかも、見学時に確認しましょう。

  • 男女比や年齢層はどうか?
  • 自分が苦手な人はいないか?
  • 自分が仲良くできそうな人はいるか?

どの利用者も障害や病気を抱えているので、みんな個性豊かです。

人に話しかけずにはいられない人もいれば、全く人と関わろうとせず、淡々と訓練をこなす人もいます。

過去にトラブルはあったか?

「つきまとい」「セクハラ」「パワハラ」「金銭トラブル」など、利用者間の問題が過去にあったかも、余裕があれば、聞いてみましょう。

問題行動のある利用者が現在もいるようなら要注意です。

「連絡先交換禁止ルール」のある事業所だと、連絡先を聞かれても断りやすいので安心です。

6.就職実績や就職サポートはどうか

A君

【失敗1】履歴書の添削やハローワークの同行支援がなかった・・

【失敗2】ハローワークの求人票が貼ってあるだけで、就職活動は自力だった

Bさん
C君

【失敗3】独自求人が少なかった・・

就職実績もぜひ確認しましょう。

確認すべき就職実績

・就職率または就職人数

・就職後の定着率

・主な就職先

定着率は「就職後6か月」や「就職後1年」など事業所によって、計算の期間が違うので、比較の際は注意してください。

オープンしたばかりの事業所もあるので「実績がない施設=悪い施設」とは限りません。

就職実績(特に就職率)が公開されていない場合は、見学時に直接聞いてみましょう。

↓就職率の高い事業所の特徴5つも↓
就労移行支援の就職率は何%?
↓就職後の職場定着率は何%?↓
就労移行支援の定着支援と定着率

重視したい就職サポートを決めよう

以下のように就職支援には様々なものがあります。

  • 独自求人の紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • ハローワークや就職説明会への同行
  • 面接対策
  • 職場実習先の手配
  • 就職後の定着支援

事業所によっても、行っている支援や手厚さが異なります。

自分にはどんな支援が必要で、どんな強みを持った事業所を選びたいか、めどを立てておきましょう。

ガイドさん

就職実績の高さ、や就職サポートの手厚さなら「ミラトレ」がおすすめ!

ミラトレは就職率85%、職場定着率90%(6か月)だよ。

↓ミラトレの「支援内容・就職先・実績・評判」など知りたい方は、以下もご覧ください。

ミラトレの悪い評判・良い評判!口コミや就職先・利用料金も

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7.自分に必要な設備が整っているか

Bさん

【失敗1】パソコンが人数分なくて、待たなきゃいけない・

【失敗2】狭い空間にたくさん人がいるからしんどい・・

C君

自分にとって最低限必要な設備は何かを考えて、事業所のHPや見学の際にチェックしてみましょう。

  • 何階か?エレベーターはあるか?
  • トイレ男女別か?きれいか?
  • 布タオルじゃなくてペーパータオルか?(感染症対策)
  • しんどい時に休める場所はあるか?
  • パソコンは人数分あるか?
  • 狭すぎないか?

換気や消毒、マスクなど新型コロナの感染対策がきちんとされているかも要チェックです。

就労移行支援事業所の選び方【その他3つのコツ】

最後に3つだけ、補足的なコツをご紹介します。

  • 1.条件に合う事業所がない場合
  • 2.どこがいいか迷ったら詳しい人に相談
  • 3.できれば2~3か所は見学しよう

1.条件に合う事業所がない場合

ここまで多くのチェックポイントを解説してきましたが、自分の希望を完全に満たす事業所はないかもしれません。

そんなときは、重視したい条件を決めて、あまり重視しない条件は妥協しましょう。

例えば

A君

「就職サポート」や「設備」はあまり重視しないけど、「訓練内容」と「スタッフの質」は妥協したくない!

就職サポートは微妙だけど、見学でスタッフの印象が良かった施設Aにしよう。

こんな感じです。

「どこまで妥協できるか?」「最悪でも、どの条件はゆずれないのか?」を考えるのがコツです。

地方など、事業所数が少なくて良い事業所が見つからない場合は、探す範囲を広げてみましょう。

Bさん

30分以内に通える事業所を探してたけど・・

良い事業所がないから、60分以内に通える事業所をもう一度探してみよう

こんな感じです。

近いけど行きたくない事業所に通うより、少し遠くても通いたくなる事業所に行ったほうが良い結果が出ます。

人によっては「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」も検討してみましょう。

2.どこがいいか迷ったら詳しい人に相談

はじめの「探し方」でも紹介しましたが、以下では地域の就労支援事業所の詳しい話を聞けることがあります。

  • 相談支援事業所
  • ハローワークの障害者相談窓口
  • 市役所などの障害福祉窓口

筆者が就労支援サービスを利用したときも、担当の相談専門支援員から「この施設は体力ないと厳しいよ」「あの施設は職員さんが親切だよ」など、いろいろ教えてもらえました。

ガイドさん

どれだけ親身になってくれるかは、担当者にもよるけどね。

もちろん自分の担当医や、家族、支援者に相談するのもありです。

どこがいいか決めきれなかったら、相談してみましょう。

4.できれば2~3か所は見学しよう

見学は絶対に行きましょう。

C君

HPと全然印象違った!!

なんてこともあります。

「17か所見学した」という利用者もいるくらいです。

あまりにも多いのは大変かもしれませんが、できれば2~3か所は行ってみましょう。

見学したい場合は、電話やメールで予約を取るのがマナーです。自分で連絡が難しい場合は、家族や支援者の手を借りましょう。

対人恐怖が強かったりなどで、一人で行くのが難しい場合は、家族や支援者に同行してもらいましょう。

迷いすぎにも注意・・

「どこがいいか決めきれずに1年過ぎた」という例もあります。

慎重なのは良いことですが、あまりに長く悩みすぎると就職自体も遅くなります。

「実際に通わなければわからない部分もある」ので、ある程度は割り切って通ってみるのも大切です。

人気おすすめランキングはあてにならない!?

A君

【失敗1】ネットの記事で「人気おすすめランキング1位」と紹介されていたから行ったけど、自分には合わなかった・・。

インターネットで調べていると「就労移行支援事業所の人気おすすめランキング!」みたいな情報をよく目にすると思います。

人気の度合いなどわかるので、ある程度は参考になります。

しかし、ここまで説明したように「人によってどこがいいか?」は全く異なるので、あくまで「参考の1つ」として見ておきましょう。

とりあえず見学してみるのはいいですが、安易に「1位だから」という理由で通う事業所を決めないよう気を付けてください。

見学して、自分の目で確かめて「ここに通いたい!」と思えた事業所にしましょう。

まとめ

かなり長い記事でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

C君

結局、何をチェックすればいいんだっけ?

多すぎて忘れたよ。

という方もいると思うので、再度pdfファイルのダウンロードリンク載せておきます。

事業所選びの39のチェックリスト(pdf)

事業所候補リスト(pdf)

お役に立てたなら幸いです。

-就労移行支援