就労移行支援を休む時、理由は何て言えばいい?
休みがちで悩んでいる人の改善策は?
つらくて通えない人や行きたくない人向けに「休む理由の伝え方」や「通い続けるための対策」を紹介するね。
就労支援施設を休みたい時ってありますよね‥。
休みたい理由としては「体調不良でしんどい」「つまらない」「スタッフが嫌い/合わない」「利用者同士のトラブル/いじめ」など様々あると思います。
そんな方向けに‥
- 休む理由や伝え方の注意点
- 使ってはいけない理由
- 休みがち/続かない人の改善策
など解説します。
当記事を読めば「休む時の罪悪感」が減ったり、「休みがちな自分」とおさらばできたりします。
何となく行きたくない人、職員と合わない人、パワハラなどで悩んでいる人など、よかったら参考にしてください。
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休みがち!就労移行支援を休む理由の伝え方
連絡するのがおっくうだし、後ろめたさがある。
休む理由を聞かれるのも嫌だ‥。
つらい時って、就労移行支援事業所へ休む連絡を入れるのもしんどいですよね?
ただ単に面倒というだけでなく「理由を聞かれるのが嫌だ」「後ろめたさがある」という人も多いかと思います。
ここでは‥
- 休むのに使える理由
- 休むのに使ってはいけない理由
- 休む理由の伝え方/注意点
などを紹介します。
という方へ
休むときに使える理由
就労移行支援を休む場合、特別な用事がなければ「体調不良」を理由にしましょう。
基本的には「今日は体調が悪く、どうしても通所が難しいので休ませていただけませんか?」で大丈夫です。
他の休む理由としては、以下が使えます。
休むときに使える理由【例】 |
---|
・風邪、インフルエンザ、その他感染症 ・頭痛、腰痛、歯痛、生理痛 ・通院 ・役所などの手続き ・家族の看病 ・事故/トラブル ・冠婚葬祭 ・資格試験/免許更新 ・子供の学校行事 ・工事の立ち合い ・定期健診 |
体調不良は仕方ありませんが、ウソはやめておきましょう。
障害の症状が深刻な場合も、スタッフに説明してみましょう。
体調不良で休んだら、基本的には外出NG。
どこで目撃されるかわからないし、ズル休みだと思われちゃうよ。
↓就労移行支援に向いてない人
就労移行支援に向いてない人・合わない人の特徴5つ!向いている人は?
休むとき使ってはいけない理由
休む理由は、なんでも正直に言っていいわけではありません。
以下は理由として、あまり使わないようにしましょう。
使わないほうがいい理由
・つまらない
・楽しくない
・訓練が意味ない/レベル低い
・スタッフが嫌い/うざい
就労移行支援は就職を目的として通うものです。
「つまらない/楽しくない」は休んでいい理由になりません。
また「意味ない」「スタッフが嫌い」など、施設の反感を買うような言い回しをすると、聞いているスタッフも気分は良くありません。
今後のスタッフとの関係に、支障をきたす恐れがあるので注意してください。
パワハラやいじめなど、人間関係のトラブルや悩みがある場合は、信頼できるスタッフや相談支援専門員、市区町村の障害福祉課に相談しよう。
意味ない?レベル低い?
休む理由の伝え方/注意点
「スタッフに悪い印象を与えないため」「より気兼ねなく休むため」のコツや注意点を3つ紹介します。
1.具体的な症状を伝えよう
「行きたくない」「休みたい」「しんどい」「つらい」といった漠然とした言葉だけでは、理由を追求されることがあります。
具体的な症状を聞かれたりするので、答えられるよう準備しておきましょう。
症状を伝える例
・疲れがたまっていてベッドから起き上がるのもつらい
・昨日の夜は一睡もできずフラフラする
・頭痛がしんどい
ポイントは「つらさをイメージしやすいよう具体的に伝える」ことです。
特に障害や病気のつらさは本人にしかわかりません。
「どうつらいのか?」「どの程度しんどいのか?」相手が想像しやすい言葉を選んで伝えましょう。
悪質な施設の特徴は?
2.開き直らない
体調が悪いんだから仕方ないじゃん!
などのように、開き直るのもおすすめしません。
開き直ってしまうと、あまりつらそうに見えなかったり、言い訳しているようにも見えたりします。
謙虚な姿勢のほうが、相手も「仕方ないか‥」と思ってくれやすいでしょう。
ひどい闇がある?
3.「こんな時は休ませてほしい」と伝えておくのもあり
休むたびに理由を考えるのは、しんどいですよね?
あらかじめ「こういう症状のときは通えないので休ませてください」とスタッフに伝えておくのも1つの手です。
事前に伝えておけば、何回も理由や状況を説明せずに済みます。
「今日は体調悪いので休みます」の一言で、スタッフが理解してくれるようになるかもね。
あらかじめ伝えてあるという安心感があれば、罪悪感や連絡するときのおっくうさも少し軽くなるでしょう。
辞めさせられるケース
その他の注意点【Q&A】
就労移行支援を休むときの「その他の注意点」をQ&A形式で簡単に紹介します。
「電話が苦手」な場合の対処法も書いておくね。
Q. 休むとき連絡しなきゃダメ?
就労移行支援でも、休む際は連絡が必要です。
連絡がなければスタッフも不安になるので「休むなら休む」と伝えるのがマナーです。
就職後の欠勤連絡の練習にもなります。
就労移行支援
Q. 連絡は電話orメール?
連絡は基本的に電話が望ましいとされています。
メールだと「休むことが確実に伝わらなかったり遅くなったりする可能性がある」「スタッフが連絡事項をすぐ伝えられない」ためです。
ただし、施設ごとにルールが決められている場合もあるので、ルールがあればそれに従ってください。
電話が無難だけど、どうしても電話するのが難しい場合はメールでもいいよ。
連絡しないよりは、ずっといいよ。
Q. どのタイミングで連絡すべき?
始業の10~15分前くらいに連絡を入れましょう。
朝礼時や朝礼後では、スタッフが忙しかったり、連絡がないことを不安に思ったりするからです。
あまりに早くてもスタッフが出勤していないので、10~15分前が望ましいでしょう。
始業時間を過ぎてしまったら、最悪、始業後でもいいので早めに連絡しよう。
連絡しないのはマズいよ。
Q. 自分で連絡しなきゃダメ?
就職後の連絡の練習にもなるので、できるだけ自分で連絡しましょう。
どうしても難しい場合は、家族等に連絡してもらいましょう。
少なくとも就職後は、特別な事情がない限り、親に電話してもらうのはマナー違反だよ。
就労移行支援でも意識しよう。
Q. どの程度のつらさなら休んでいい?
風邪の場合は、一般的に37.5度以上あれば休むべきされています。
障害の症状による体調不良も、37.5度以上の発熱と同程度のつらさがあれば無理せず休みましょう。
感覚的には「今日通所することで、体調がさらに悪化するか否か」が1つの判断基準です。
悪化するくらいなら、その日は休んだ方がいいし、そうでないならがんばって通おう。
Q. スタッフの電話がしつこい場合は?
就労移行支援事業所のスタッフの中には、残念ながらしつこく連絡して通所を促す人もいるようです。
今、移籍した障がい者就労移行支援事業所に通所しているが、そもそも就労移行支援事業所自体が合わず精神的に体調不良で
— 🌈Maya@MtF🌈 (@G_RyuThiy58) December 21, 2021
休みの電話連絡してるのに「まだ間に合うから来い」「1日休むの勿体ないから来い」としつこい!障がい者就労移行支援事業所なのに障害者の身になって何一つ考えて無い
あまりにしつこい場合は、家族や相談専門支援員に相談してみましょう。
必要なら電話を代わってもらったり、代わりに連絡してもらったりしましょう。
同じようなことが続けば、施設内の管理者等に相談し、解決しない場合は施設変更も検討しましょう。
Q. 休んだ後が気まずい!どうすべき?
頻繁に休むと嫌われそうで怖い‥。
体調不良等で仕方ない場合は、特に気にする必要ありません。
チームで進めている作業がある場合は、次の通所日に「休んでしまってすみません」など、一言謝りましょう。
作業のフォローをしてくれた人がいれば、お礼を言っておきましょう。
就労移行支援
休みがち/行きたくない/通えない人の8つの改善策!
就労移行支援に行きたくない‥。
どうしても通えないし、続かない‥。
嫌いなスタッフがいて最悪。
職員と合わない‥。
つまらなかったり、つらいことがあったりすると、通いたくなくなりますよね。
就労移行支援を休みがちな人向けに「気持ちが楽になるための改善策」を8つ紹介します。
「施設を変えたい」「就労移行支援をやめたい」と思っている人もご覧ください。
1.通所時間や日数を減らす
無理して通えなくなるくらいなら、時間や日数を減らしましょう。
「週5日がつらいなら週3~4日にする」「1日6時間がつらいなら半日にする」など、通所のハードルを下げるとストレスも減ります。
職員に相談してみよう。
判断は施設によっても違うけど、基本的には「やめるよりは時間短くしてでも通ってほしい」と施設側も思っているよ。
あらかじめ曜日で行く日や時間を決めておけば‥
- 行くか休むか迷わなくて済む
- 休む連絡をしなくて済む
などのメリットもあります。
日によって体調が変わる場合は「週3回の通所をノルマにする」などのように決めておくとよいでしょう。
自分のペースで、少しずつ通所日数や時間を増やせば大丈夫です。
就労移行支援
2.休む/休まないの判断基準を持つ
今日は休みたい。でも行かなきゃダメかな・・
上記のように、通所のたびに悩むのはつらいですよね。
「しんどさ」は感覚的であいまいなものなので、自分の中に「通うor休む」の判断基準を作っておくと楽です。
自分の気持ちを観察して、「このくらいだったら、がんばって行く」「このくらいだったら休む」という感覚を身につけていきましょう。
自分で指標を作ってみるのもありです。
指標の例
・体調を5段階に分けて2以下だったら休む
・5時間以上睡眠がとれなかった翌日は休む
3.苦手なプログラムは休んでいいか相談する
チーム作業の訓練がつらいから行きたくない‥。
レクリエーションとかレベル低いし無駄。
意味ない時間を過ごしたくないから通いたくない‥。
人によって休みがちになってしまう原因は様々です。
その原因が訓練内容にあるなら、そのプログラムを「休んでいいか」スタッフに相談してみましょう。
休んだ時間は、資格取得の勉強など、自習の時間にあてるとよいでしょう。
嫌いなプログラムでも「自分に役立つ訓練」なら、余裕ができた時に受けるといいよ。
プログラム不参加の許可が出るかは、施設やスタッフにもよります。
4.環境を変えてほしいと相談する
担当スタッフに嫌われていて最悪。
ひどいこと言われた。しんどい‥。
うるさい環境が苦手・・。
行きたくない原因が施設の環境にあるなら、改善してもらえるか相談しましょう。
施設によっては、工夫して対処してくれる場合があります。
対処の例
・担当の職員と合わない/嫌い→担当職員の変更
・人の多い環境が苦手→少し離れた一人席へ席替え
・他の利用者との共同作業がつらい→個別訓練
どうするかはスタッフ次第です。
なんでも利用者の要求が通るわけではないので、注意してください。
就労移行支援
5.毎月の通所日数を記録する
月に何日通所できたのか記録してみましょう。
「今月は何日通所できたのか?」がわかると自分を客観的に見られるようになります。
いつも休みがちで自分はダメ人間だと思っていた・・。
でも、長期的に見れば徐々に通所日数が増えている!
など、新たな発見もあるかもしれません。
月平均で何日通所できているかわかったら、目標を立ててみましょう。
先月より多く通所できていれば、自分のことをほめてあげてください。
目標が達成できなかったなら、目標を下げればいいだけです。
他人と比べる必要はないよ。
過去の自分がライバルだよ。
6.生活習慣を改善
乱れた生活習慣
なかなか眠れない/夜更かし
↓
翌日がだるい/しんどい
↓
休みたくなる
上記のような悪循環におちいっている人もいるでしょう。
そんな人は生活習慣を改善しましょう。
ありきたりだけど、生活習慣は超大事だよ。
体調の良し悪しに関係するからね。
100%元気な自分にはなれなくても、体調はマシになり、しんどさの軽減につながります。
精神障害者など、不眠に悩む人は特に大変かもしれませんが、せめて「自分の意思で夜更かしする」のはやめておきましょう。
食事や運動も大切です。
おすすめの運動
・縄跳び
・ジョギング
・筋トレ
・踏み台昇降
1日15分、週5日の運動だけでも体調はマシになります。
外走るのがつらいなら、ルームランナーを買うのもおすすめです。
YouTubeでも室内でできる運動プログラムがたくさん紹介されています。
運動不足の人は軽い運動から始めてみましょう。
7.就労移行支援事業所を変更する
いつも気分が最悪。
今の施設をやめたい‥。他の施設に変えたいな‥。
「休むことに寛容な」施設も多いですが、「休むことは悪いこと」と決めつける施設も一定数あります。
スタッフが厳しすぎてしんどい場合など、自分に合わないと思ったら、施設変更も検討しましょう。
「訓練内容」「雰囲気」「スタッフの価値観」「どんな利用者がいるか」とかは、就労移行支援事業所ごとに全然違うもんね。
就労移行支援事業所のスタッフは、厳しい人ばかりではありません。
やさしいスタッフも多くいます。
障害者に理解のある施設のほうが、就職にもグッと近づけます。
↓就労移行支援事業所を変えたい
就労移行支援事業所を変えたい!途中で変えるデメリット2つと変更手続き
施設をやめる際は利用終了届を書くなど、手続きを進めましょう。
退所を引きとめるスタッフもなかにはいます。
よかったら以下もお読みください。
↓就労移行支援事業所を辞めたい
就労移行支援を辞めたい!スムーズに辞めるための退所手続き!辞めさせてくれない時の辞め方も
就労移行支援
8.就労移行支援をあきらめる
就労移行支援サービス自体をもうやめたい‥。
どうしてもつらければ、就労移行支援そのものをあきらめる選択肢もあります。
就職できないまま2年の期限を過ぎるのはもったいないので、一度リタイアして体調が整ったら再度挑戦してもよいでしょう。
↓就労移行支援の平均利用期間
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↓延長も可能!条件は?
就労移行支援は2回目の利用や3年以上も可能!延長申請や期間リセット・再利用条件も解説
就労移行支援以外の選択肢としては、家で過ごす以外に就労継続支援A型B型などの選択肢があります。
- 就労継続支援A型事業所
障害者が雇用契約を結び1日3~6時間/週3~5日ほど働ける施設。月6~10万円の給料が出る。軽作業など簡単な仕事を行います。
- 就労継続支援B型事業所
障害者が雇用契約を結ばずに1日1~6時間/週1~5日ほど作業するために通う施設。月1~2万円の工賃が出る。軽作業など簡単な作業を行います。
ただし、就労継続支援A型事業所は週3~5日(一般的には5日)の安定した通所が条件なので、就労移行支援事業所を休みがちな人は難しいかもしれません。
就労移行支援ほど多くはありませんが、就労継続支援事業所から一般就労する人もいます。
就労移行支援がきついなら、ハードルの低いB型事業所(B型作業所)で安定した通所を目指すのがいいかもね。
詳しくは以下をご覧ください。
↓就労継続支援とは?
就労継続支援事業所とは?A型とB型の違い!対象者や給料など
↓移行支援とA型B型の違い
就労移行支援と就労継続支援A型B型の違い!評判や口コミも
休むことは甘えか‥?
正当な理由がある時はもちろん、体調不良で休んでしまうのは甘えではありません。
障害の症状として、深刻なつらさがあった場合も同様です。
無理して状態を悪化させるよりは、休んだほうがいいよ。
その見極めは難しいけど・・。
ただし「休みたい時はいつでも休んでいい」と言っているのではありません。
就労移行支援事業所は、働く準備をする施設です。
本来は「会社に勤務しているつもり」で通所すべきなので、少しつらい程度ならがんばって通いましょう。
休みたいときに簡単に休む癖がつくと、就職できたとしても仕事が長続きしないよ。
そもそも安定した通所実績がないと就職自体も難しくなるから気を付けてね。
しんどい時は、この記事にある改善策をいくつか試してみてください。
当記事がお役に立てば幸いです。
就労移行支援