就労移行支援っておかしいの?
なんか「闇がある」とか「ひどい」って、ウワサも聞くけど‥。
就労移行支援に不信感を持っている人も一定数いるよね‥
「就労移行支援はやめとけ!」なんて、ウワサを聞いたことはありませんか?
就労移行支援の悪い評判
・スタッフがクズで最悪
・金儲けのことしか考えていない
・訓練のレベルが低い
・給料もらえないのにアルバイト禁止はおかしい
「スタッフの対応」や「訓練内容」「制度そのもの」に対して、不満を抱えている方が一部いるようです。
どこまでがウワサで、どこまでが本当なの?
本当に、就労移行支援事業所に通って大丈夫かな‥
何百件という口コミや評判を見てきた筆者が「就労移行支援のおかしいとこ7選」として、まとめてみました。
就労移行支援の実態や現状、闇と呼ばれる部分を解説します。
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1.就労支援で金儲けはおかしい
就労移行支援は詐欺。
補助金目的だから行く意味ない。
しょせん金儲け、利用者のことを何とも思ってない。
就労移行支援には「通所した利用者」の分だけ、行政から訓練等給付というお金が入ります。
残念ながら「体調が悪いのに、休みがちな利用者を無理やり通所させる」「勧誘がしつこい」など悪質な実態も一部あるようです。
利用日数を水増しする就労移行支援事業所はおかしいですよね。欠席すると伝えた日が出席になったことは一度や二度だけではない。
— vias (@wwOoaaC_D_ssT_L) April 8, 2021
不正は、さすがにやばいね‥。
障害者のための就労支援なのに、お金目的はおかしいよね。
悪い評判もあるので、不信感が出てくるのも無理ありません。
ただ・・
- まじめに運営する事業所も多い
- 運営にはお金が必要なので、給付金制度自体は悪くない
ということも頭の片隅に入れておいてもらえたらと思います。
「金儲け主義の事業所は100%存在しない」とは言えないけど、多くの事業所はまともだから、そこまで心配しなくてもいいよ。
事業所の見極めは大事だね。
就労移行支援の儲かるからくり
意味ない?レベル低い?
「辞めさせてくれない」「就職させてくれない」はおかしい
就労移行支援の利用者からは「辞めたいのに辞めさせてくれない」「就職させてくれない」といった感想も一部聞かれます。
これらも実は、金儲け主義の事業所で起こるトラブルです。
通所人数が多いほど、施設にお金が入るから、長くいてほしいんでしょ?
行きたくないのに通い続けるのは最悪だね。地獄だわ‥。
ストレスになるよね‥。
ただ、平成30年に報酬制度が改定されて、基本的にはどんどん就職者を出したほうが施設にもお金が入るようになったよ。
「就職させてくれない」は昔の評判じゃないかな‥。
改善されてきてはいるんだね‥。
利用者より、事業所の都合を優先させているのなら、悪質と言えます。
ただ、客観的な判断から「まだ就職できる段階じゃない」として就職が推奨されないこともあります。
最終的には利用者の意思が尊重されるべきだよ。
悩みや苦情・トラブルは、市区町村窓口や相談支援員に相談しよう!
「辞めたいのに辞めさせてくれない」に関しては、以下の「就労移行支援をスムーズに退所する方法」にも詳しく書いてあるのでご覧ください。
辞めさせられる5パターン
スムーズに退所する方法
2.職員・スタッフがおかしい
スタッフが嫌い!うざい!
障害者に対して理解なさすぎ‥
厳しすぎてしんどい。つらい‥。
自分に合わない気がするし、もう通えない‥
就労支援のスタッフは優しい人も多いですが、理不尽なくらい厳しかったり、障害に対しての理解が乏しかったりする人も中にはいます。
対応がおかしい!ひどいこと言われた‥。
パワハラやセクハラ、いじめが全くないとも言い切れません。
就労移行支援には多くの有資格者もいますが、特に金儲け主義の事業所スタッフには、不信感を持つことも多いでしょう。
↓後悔しないための7つのポイント
就労移行支援事業所の選び方・探し方!どこがいいか迷ったら‥
障害者への誤解
就労移行支援に限りませんが、障害福祉全般でも「障害への理解が乏しいスタッフ」は残念ながら一部います。
筆者も、就労継続支援A型事業所を利用していましたが「さすがにそれはおかしくない?」「ひどいこと言うなぁ‥」と思うことも少なからずありました‥。
障害者へのひどい対応【例】
・休みがち/通えないことを「甘え」と決めつける
・「なんでこんなこともできないの?」と責める
・「障害者=人として未熟」と誤解している
パワハラなど、頻繁に「スタッフの言動がおかしい‥」と感じることがあれば、すぐに事業所の変更を検討しましょう。
逆に「簡単にほめられすぎて気持ち悪かった」などの体験談もあります。
厳しさは事業所にもよるけど、やたら根性論を持ち出す事業所はやめたほうがいいよ‥。
確かに障害者も頑張らなきゃいけないときはあるけれど、障害の困難さを理解していないような‥。
そういうの厄介だよね‥。
つらいし、事業所に行きたくなくなる‥。
という方へ
途中で変えるデメリット
3.訓練内容がおかしい
カリキュラムはレベル低いし、時間の無駄‥
グループワークとか、本当に就職のためになるの?
つまらないし、役に立たないような‥。
訓練内容に対して、不満や不信感を持つ方も一部にいます。
特に「トレーニングのレベルが低い」という評判は、ときどき目にします。
就労移行支援ってカリキュラムのレベル低くね?とネガティブに捉える方いますね。けども単調で簡単なルーティンを繰り返す事も自立に向けた大切な訓練だったりします。でも試しに、この訓練って就労の何に役立つの?って支援員に聞いてみて。答えられなかったら、それはレベルが低いかもしれません(毒
— 上野さんと呼ばれています@障害福祉の人(現在大阪にいます) (@ueno00000) March 30, 2022
確かに、すごく簡単な作業が就職に役立つのか疑問だったり、簡単すぎることでほめられたりしたら、不信感も出てきますよね。
レベル低いと感じるなら、あまり行く意味はないかもね‥。
逆に「難しくてついていけない」「求められるハードルが低いから通える」などの意見もあるよ。
就労移行支援の訓練内容に満足できるかは、本人の能力や選ぶ事業所によって大きく変わります。
就労移行支援
障害者は簡単なことしかできない?
「障害者は単純作業しかできない」という先入観が、昔はあったのかもしれません。
現在も、簡単な軽作業を取り入れている就労移行支援事業所は多くあります。
ただ、近年はレベルの高い訓練も増え、トレーニングが多様化しつつあります。
障害者の能力や特性も、一人一人全然違うしね。
「障害の種類」や「就労経験の有無」「本人の能力」によっても、求められる支援は変わってくるはず。
単調な訓練も人によっては意味あるから「簡単な訓練のある事業所=悪い事業所」というわけじゃないよ。
「軽作業」「セルフケア」「グループワーク」が役立った、という人もいるし‥。
現在は、プログラミングやWebデザインが勉強できるIT特化型の就労移行支援事業所も増えてきました。
訓練内容が「レベル低い」「自分に合わない」と感じたら、事業所の変更を検討してみましょう。
スタッフのレベルも要チェックだよ!
4.利用者同士の人間関係がおかしい
おかしい人がいるから、事業所に行きたくない‥
なんか気持ち悪い‥
いじめがしんどい‥つらい。
大半の就労移行支援の利用者は、事業所内のルールを守り、まじめに通所しています。
パッと見では、健常者と見分けがつかない人も多いよ。
「友達ができた」という口コミも、よく目にするよ。
ただ、就労支援施設に限らずですが、いじめや人間関係のトラブルが0なわけではないようです。
人との距離感とか、コミュニケーション苦手な人も多いから、トラブルも少し起こりやすいかもね。
ただ、苦手だからこそ、それを改善したくて、みんな通っているんだけどね。
就労移行支援
障害者の人間関係は難しい
筆者自身も、A型事業所を利用して人間関係に苦労しましたが、特に障害者同士の人間関係って難しいですよね?
相手の理解できない言動にとまどったり、自分も言いたいことを言えなかったり・・。
就労移行支援事業所にもそういえばファンタジスタがいた。
— いるか (@aqua39863986) March 21, 2022
ファンタジスタは親切だ。
最初、とてもいい人に思える。
理由は簡単で、友達がいないからなのである。
距離感がとても近くてぐいぐい土足で踏み込んでくる。
おかしいなと気付いたときにはもう時すでに遅し。
つきまとわれたりもしていた。
障害特性もからんでくるので、健常者の人間関係よりも難しい気がします。
ストーカーや暴力、いじめなどに発展する可能性もあるので、トラブルや悩みは、スタッフへ早めに相談しましょう。
5.お金もらえないのはおかしい
就労移行支援は就労継続支援と違って、基本的に給料や工賃がもらえません(※1)。
就労移行支援の闇‥
何時間も拘束して作業させるくせに1円ももらえない
障害者を食い物にしている、ただ働きなんておかしい
と不満や不信感を持った方の口コミも、ときどき目にします。
確かに作業したのなら、労働対価として給料をもらいたい気持ちも出てくるでしょう。
就労移行支援事業所
就労移行支援でお金がもらえない理由
給料がもらえないのは、就労移行支援が「労働」ではなく「訓練」にあたるからです。
労働ではないので、雇用契約も結びません。
むしろ、(ほとんどの人は無料ですが)お金を払って訓練や就職サポートを受けさせてもらう場です。
職場実習でも給料はもらえない?
多くの就労移行支援事業所では、企業に通って実際の職場を体験する「職場実習」が行われています。
この職場実習でも給料や工賃は、基本的に支払われません。
他の従業員と同じように業務を行っているのであれば、それなりに対価がほしいけど‥
賃金を義務化すると、協力企業が減っちゃうのかもね。
人によっては職場実習は何か月も続くし、「タダ働きはおかしい」という声もわからなくもないよ。
制度の問題点や課題は、まだまだあるのかもしれません。
6.副業/アルバイト禁止はおかしい
お金もらえないのに、アルバイト禁止なのはおかしい!
収入なくて生活がしんどい‥
みんな生活費どうしてるの?
アルバイト禁止も、就労移行支援のおかしな点として、話題になることがあります。
就労移行支援では「アルバイト」や「パート」「派遣社員」なども、一般就労とみなされるため、一部の例外を除き、原則禁止されています。
理由は「就労移行支援は一人で就職するのが困難な障害者が対象」だからです。
すでに働けている人は「支援の必要なし」ってことか‥。
アルバイトや副業くらいは許可してほしいけど。
支援には利用者一人あたり毎月16万円ほどの費用が掛かるから、対象外の人まで支援するのは難しいんだよ。
就労移行支援行きながらアルバイトできないのって辛いよな。こんなん家族に生活費お金払ってもらうか失業保険か生活保護しかない。生活苦で行ってるわけだし。だから就労移行支援行けばいいよとか軽々しく言えない。システムがおかしい。就活の間の生活費アルバイトで工面するって普通の話やと思う。
— がじゃまる|統合失調症ブロガー (@gajamarudesu) February 18, 2021
↓アルバイトが許可される例など、詳しくはこちら
単発バイトは?
援助や給付金などで生活するしかない
現状では、アルバイトの許可がない場合「家族からの援助」や「貯蓄」「行政からの給付金」などで、生活費をまかなうしかありません。
障害者や生活困窮者は、活用できる給付金制度等が多くあるので、一度チェックしておきましょう。
現状はアルバイトはグレーゾーン!?
就労移行支援や就労継続支援A型B型などの福祉的就労では「アルバイトは原則禁止」です。
たいていは働きながら利用できません。
ただ、市区町村や事業所ごとに判断が異なることも多く、障害福祉関係者の中でも見解があいまいという実態があります。
とはいえ、障害者の立場からすれば「アルバイトしながら正社員を目指す」みたいな利用もしたいよね。
経済的にも安心できるし‥。
短期・単発バイトや、月数千~数万円の収入までも「一般就労だから就労支援の必要なし」とするのは、障害者の生活実態にそぐわないという見方もあります。
就労支援を受けたほうがいい人でも「アルバイトできないからやめとけ」と言われ、あきらめる人もいるでしょう。
行政にも事情があるのでしょうが、柔軟な制度の改善に期待したいところです。
↓働きながら・休職中でも利用できる人
就労移行支援は在職中でも利用できる?
就労移行支援
7.利用期限が2年はおかしい
2年しかないなんて、ひどい‥
もっと長い期間利用させてほしい
何度も再チャレンジできないのはおかしい
就労移行支援は原則2年の利用期限があります。
確かに障害者の立場からすれば、何年でも何度でもチャレンジさせてほしいところですよね?
利用期間の平均と最短
2年の利用期限がある理由
厚生労働省は期限を設けた理由を「サービスの長期化を防ぐため」としています。
あえて有効期間を設定することにより、就職を促進させる狙いです。
就労継続支援には期限がなく、就労移行支援にだけ期限があるのは「就職」という支援のゴールがあるためと思われます。
就労移行支援の利用には、一人あたり約16万円/月も費用が掛かるから、財源との兼ね合いもあるのかもね。
延長やリセットはしやすくなっている
就労移行支援は期間の延長や、再利用が条件付きで可能です。
また、近年は新型コロナの影響で、延長やリセットの対象範囲も広がっています。
- 利用は一生に一度?
- 3年以上の延長利用
- 期間のリセット
- 延長や再利用条件
- コロナによる条件の変化
↓上記に関しては、以下をご覧ください。
延長・再利用・リセット
市区町村にもよりますが、少なくとも厚生労働省の対応は柔軟になりつつあります。
「就労移行支援はやめとけ」って本当?
結局のところ、就労移行支援事業所に通うのは、やめておいたほうがいいのでしょうか?
これまでの内容をまとめてみました。
「就労移行支援に闇は一切ない」とは言い切れないし、ひどいスタッフや事業所も一部存在するけど、多くの場合、心配しすぎる必要はないよ。
制度自体は、まだまだ問題点や課題もあるけど、少しずつ良くなっているよ。
- 1.就労移行支援は金儲け?
金儲け主義や不正を行うひどい事業所も一部あるが、多くの事業所はまとも。不信感が出てきたら、事業所の変更も検討すべし。
- 2.職員/スタッフがおかしい?
やさしくて障害理解のある職員も多いが、ひどい職員も一部に存在する。トラブルや苦情があれば外部の窓口へ相談すべし。
- 3.訓練内容がおかしい?
難易度の低いカリキュラムもあるのは事実。満足できるかは、利用者の求めるレベルや選ぶ事業所にも大きく左右される。
- 4.利用者同士の人間関係がおかしい?
人間関係のトラブルは0ではないが、友達や仲間ができることも多い。しんどい場合はスタッフに相談しよう。
- 5.お金もらえないのはおかしい?
労働ではなく訓練なので、闇というほどではない。ただ、利用者にとって意味のない作業を延々とやらせる事業所は問題。
- 6.副業/アルバイト禁止はおかしい?
主に働いていない人が対象の支援なので、おかしいとは言い切れない。ただ、障害者の生活実態を考えれば制限の緩和に期待したいところ。
- 7.利用期限が2年はおかしい?
厳しい制限にも見えるが、支援に費用が掛かっていることを考えればおかしいとは言い切れない。期間リセットや延長などの対応は柔軟になりつつある。
就労移行支援
「事業所選び」に大きく左右される
就労移行支援事業所へ行って満足できるかは、結局のところ「どの事業所を選ぶか」に大きく左右されます。
「就労移行支援だからダメ」「就労移行支援だから良い」じゃないんだよね‥
自分に合わない事業所は避けたいところ‥
在宅訓練にはなったけど、就労移行支援利用して本当によかった時思う。
— わた (@watao3231) January 11, 2021
自分1人ではハローワークに行ったり転職エージェントに登録するだけでもとんでもなく時間とエネルギー使うし、その先の転職活動とかってなるとさらに消耗しそう。
就労移行支援では、障害を理解した上で一緒に計画を立ててくれ、在宅で書類作成しながらも行き詰まったら相談に乗ってくれる体制があるので一人でやるより断然前に進めてる気がする
— わた (@watao3231) January 11, 2021
絶対に言えることは「事業所選びは慎重に行ったほうがいい」ということです。
就労移行支援で友達ができたのでよかった。10年ぶりに遊んできた。
— コーヒーマメ (@hs_coffee_beans) April 14, 2019
やっと元気になってきた
現在の就労移行支援制度にも、問題点や課題はあるでしょう。
しかし、昔はそもそも障害者の就労支援なんてありませんでした。
それを考えれば、障害者と一般社会の間にある就労支援は、とてもありがたいものではないかと個人的には思っています。
就職しやすくなったり、仕事が長続きしやすくなったりするのも確かだから、メリットとデメリットを比べて判断しよう。
就労移行支援は「一人で就職できない障害者」には、基本的におすすめだよ!
↓後悔しないための7つのポイント
就労移行支援事業所の選び方・探し方!どこがいいか迷ったら‥
就労移行支援